インプラント=歯をもう一度〇〇〇!?

「歯が抜けた所にもう一度歯が生えればいいのに」
これは歯を失ったことのある方なら一度は考えたことがある事だと思います。
どうやら新しい歯を作る事は実験では行われてるみたいなのですが、
じゃあ、「歯の周りにくっついてる歯根膜はどうするの?」
「歯の神経と血管がもともとある神経、血管とくっつくの?(絶対ムリ)」
「移植した後にせっかく再生した歯を神経の治療してかぶせるの?(神経がちぎれてる歯は腐って膿(うみ)を作る)」
「仮に歯根膜を含む周りの骨ごと移植するとして、厚みが増えた分の歯肉はどうすんの?減張切開して伸ばして引っ張ってくるの?」
「そもそも作った歯の大きさを入れる大きさの歯茎がなかったらどうするの?」
「仮に歯を作れたとして咬み合わせがめちゃくちゃなので結局削ってかぶせないといけないんじゃないのか?」等
以上の事から私の意見としては研究をされてる方には大変申し訳ないですが、歯の種みたいのを歯茎に入れてちゃんと狙ったように生えてくる等ができない限りは歯の再生は不可能だ(現実的ではない)と思っています。
そう考えるとある程度歴史があり、方法もある程度確立されているインプラントで人工的に歯を作る事がもう歯の再生療法としての完成形なのではないか?と考えています。
(タイトルのインプラント=歯をもう一度〇〇〇!?の答えはインプラント=歯をもう一度生やす!?です)
※インプラントとは・・・歯根を失ってしまった所にチタンでできた人工の根っこを作る治療
無くなった歯の所にまた歯を生やすようなイメージです。
ブリッジやバネの入れ歯のように周りの歯を削ったり負担をかけずにそこだけで完結できる所がいい所です。
「高くてきれいな歯の治療」だと思っている方がいますがそうではないです。被せものは金属にする場合もあります。
なるべく低侵襲に

当院ではなるべく患者さん負担が少なく低侵襲にインプラントを入れるためにインプラントガイドシステムを取り入れ、事前シミュレーションしたままの位置に患者さんの負担の大きい歯肉の切開、剥離、縫合を行う事なく比較的短時間なインプラントを行っております。
この切開剥離縫合が時間もかかりますし術後の痛み、腫れ、違和感等の患者さんの負担の大きい部分かと思いますので当院では特別必要ない場合には切開剥離縫合を行わない「フラップレス」でインプラント埋入を行うようにしております。
フラップレスで埋入した場合には傷がほぼないので治りも早いようです。
(※切開剥離縫合が必要な場合もあります。)
前歯のインプラントについて
前歯に関しては抜歯と同時にインプラント埋入を行う抜歯即時埋入のみの対応としております。
抜歯してから1年以上たっている場合、埋める骨が吸収している場合がほとんどで(前歯の骨は薄いので抜歯するとすぐ無くなっていく)インプラントは埋入できない場合が多いです。(骨がある場合は入れられます)
前歯のインプラントの注意点としては歯と歯の間の歯肉の形の回復は予測できないのでスキマがあいてしまう場合があります。
治療の流れ

①診査診断治療計画(レントゲン、CT、模型診査)
②同意書の記入、ガイド発注
③インプラント埋入
④3か月後固定度の確認
⑤土台の作製
⑥被せものの作製
インプラント治療ができない方
主なインプラントが適用出来ない状態
・歯磨き習慣がない(歯と歯肉が汚れている)
・骨の長さ、または幅が足りない(物理的にインプラントを入れられる場所がない)
・中~重度の歯周病
・骨粗鬆症の治療
・リウマチ等の自己免疫疾患
・血液をサラサラにする薬を服用
・腎透析を行っている
・中~重度の糖尿病 等
治療期間
トータル約6ヶ月程度
(骨と結合待ち2,3ヶ月、土台・被せ物の作製各約1ヶ月(技工士さんによる))
1本あたりの料金
インプラント本体埋入20万円
土台5万円
被せもの
オールセラミック10万円(前歯の場合はオールセラミックのみ)
ゴールド8万円
表側を白い樹脂にした銀歯5万円
トータル30万円~35万円+消費税
(骨の足りない所に骨を作る等特殊な治療が必要な場合は別途費用がかかります)
注意事項
インプラントは人工の歯だから磨かなくていいと考える方がたまにいます。
天然の歯は歯根膜という組織があって骨に埋まっているのに対しインプラントは骨に直接くっついているため歯肉に炎症が起きた時に天然の歯よりも炎症が骨に波及するスピードが早いです。
被せた歯も磨かなくていいと考える人がたまにいますが歯周病にもなりますし根っこが虫歯になります。
インプラントも治療してある歯もしっかり磨く必要があります。
保証
インプラント埋入後の骨とくっつくのを待つ期間(約3ヶ月)の間に残念ながらインプラントがくっつかなかった場合には処置代と材料費を除いた費用の返金制度を設けてあります。
インプラントが待機期間に骨としっかりくっついて土台をたてる段階に進み、被せ終わった以降にインプラントがグラグラになって抜け落ちるのは日常の生活習慣(歯磨き、くいしばり)等が原因のため保証はありません。
現在主流の形のインプラントを使用
・ボーンレベル(ティッシュレベルでない)
・フルラフサーフェース
・テーパー形状
・モーステーパーコネクション
・プラットフォームスイッチング(マッチングコネクションでない)
・インターナルコネクション(エクスターナルでない)
吉富歯科医院ではオリコプロダクトファイナンスと提携し、デンタルローンのご用意もあります。希望される場合はご相談下さい。
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